<詩の朗読> 
 朗読 : コンピュータ(美声アナウンサー)
   
* 私の声が聞こえない場合は、朗読用ソフトウェアの動作を、<許可>して下さい。
   わからないときは、ごめんなさい! (コンピュータにくわしい人に、聞いてね)


「地球を回そう」  鈴木茂夫(2016年2月6日)

一日に一回、西から東へと回る。
二十三度も首をかしげたまま、地球は思う。
(だれが私を動かしているの?)
(惰性で回っているだけ?)

いいえ、あなたが止まったら、日の当たる側は焼けるような暑さ。
影になった半球は凍りつく。
だから子どもたちは泣き、遊び、学び、かけまわり、寝ているあなたをゆり起こす。
おとなたちは働き、子どもたちをはげます。

「いいぞ。オーレ」
夜の人たちが休み眠るときは、昼の人たちが船を動かし舵をとる。

地球は、宇宙の偶然から生まれた星、壊れやすい宇宙船。
私たちは薄い大気に守られて生きる、弱い仲間たち。

「ソーレ」
みんなで、地球を回そう。


もどろう・・・。
出口はここだよ。
ぼくをクリックしてね。

inserted by FC2 system